博報堂DYHD、中期経営計画を公表 ネットシフトより鮮明に
株式会社博報堂DYホールディングスは7月30日、2010年3月期アニュアルレポートを公開した。
アニュアルレポートは、同社グループの2010年3月期の実績および中期経営計画を中心に、同社が現在進めている施策をわかりやすく解説したものとなっている。PDFファイル(82ページ)として、同社サイトよりダウンロード可能。
同社は、2014年3月期を最終年度とする5ヵ年の新たな中期経営計画を策定、2009年11月に発表している。この計画によると、「次世代型の統合マーケティング・ソリューションの実践を通じて、企業のマーケティング活動全体の最適化を実現する責任あるパートナーとなる。」を基本戦略として提示。インターネット、マーケティング/プロモーション、グローバルの3つを重点戦略領域とした。
そのうえで、ブランドの長期的な育成を主な目的としたブランドマーケティングと、デジタル化によるメディアの計測可能性を活用したROI重視のマーケティングをどう最適化していくかという課題、さらに「従来の広告メディア」「ホームページや商品キャンペーンサイトなどの自社メディア」「SNSや動画投稿サイトなど生活者主導型メディア」の3つの全く異質なメディアをどのように組み合わせコミュニケーション効果を最大化するかという課題を例示し、「このような複雑な課題に対して、多様なソリューションを提供し、企業のマーケティング活動全体の最適化を図っていくことが、当社グループが目指す“次世代型統合マーケティング・ソリューション”という成長モデル」だとしている。
業績目標としては、最終年度の2014年3月期に、連結営業利益280億円、連結オペレーティング・マージン16%、連結売上総利益1,750億円とする中期経営目標を掲げている。
■リリース
http://www.hakuhodody-holdings.co.jp/ir/library/ar/HDYir100730.pdf
■関連リンク
博報堂DYホールディングス
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