富士通、初の「字幕入りTV-CM」を制作 ユニバーサルデザインの発展・普及を推進
富士通は7月21日、同社として初めて「字幕入りテレビコマーシャル(TV-CM)」を制作したことを発表した。
携帯電話「らくらくホン7」のTV-CMに字幕を入れて、7月23日より放映する。主に聴覚に障がいのある人、加齢により耳の不自由な人にTV-CM内容を理解してもらうのが狙いとのこと。
今回の「らくらくホン7」では、TV-CMを4タイプ制作し、らくらくホンのイメージキャラクターである大竹しのぶさんの台詞や、音声に対応した字幕をオープンキャプション方式(常時表示方式)で表示。TV-CM制作会社と協力しながらいくつかの字幕表示パターンを検証し、最も見やすく、かつ理解しやすいものとなるように工夫したとしている。
富士通グループは、誰もが使いやすい「ユニバーサルデザイン」の推進を企業の社会的責任のひとつと考え、「利用できる人の拡大(アクセシビリティの向上)」と、「使いやすくするための工夫(ユーザビリティの向上)」に取り組んでおり、今回のTV-CM制作はその一環とのこと。ちなみに国際ユニヴァーサルデザイン協議会の「余暇のUDプロジェクト」が実施した調査によると、TV-CM に字幕が「欲しい」と思っている消費者は、聴覚に障がいがある人で75%、ない人で47%にのぼっている。
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