電通、創立記念式典で髙嶋社長が挨拶 「プラットフォームビジネスのキープレーヤー」目指す

株式会社電通は7月1日、東京本社、関西・中部の各支社で創立109周年記念式典を開催した。
東京本社の109周年記念式典は汐留本社ビル1階電通ホールで行われ、髙嶋達佳社長が所信を述べた。
髙嶋氏は冒頭で上海万博、FIFAワールドカップ南アフリカ大会などに触れ、「今後、ますます経済力を強めていく中国をはじめとする新興国において、競争力を高めるために、私たちは投資を含めてさまざまな施策を導入することはもちろん、次の成長に向けて、世界各地で電通グループの存在感を高めていかねばならない」とした。
「電通グループは、あと約10年で創立120周年を迎えるが、これから先の10年は世の中がとても速いスピードで変化し続けることは間違いない。(中略)デジタル化が進む時代において、電通グループは、プラットフォームビジネスのキープレイヤーとしての地位を確立するとともに、“クリエーティブ”と“メディア”といった職種の垣根が低くなる中、コミュニケーションをデザインし、コミュニケーションのストーリーを創り上げ、テクノロジーを駆使した仕事を実施していくようになる」とビジョンを提示。
そのうえで「広告やマーケティングという仕事は、日常を豊かにするという重要な役割を担っている。歴史ある電通グループを、広告会社の定義を変えていくような、“新しいコミュニケーションズ・グループ”として、働きがいのある、魅力ある企業にしていきたい」と挨拶を締めくくった。

■リリース
http://www.dentsu.co.jp/news/release/2010/pdf/2010068-0701.pdf

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