ティー・ワイ・オー、売上高前年同期比11.8%減 広告映像事業は好調

株式会社 ティー・ワイ・オーは、2010年7月期第3四半期の連結業績(平成21年8月1日~平成22年4月30日)および、同期の事業施策を含む資料を発表した。

2010年7月期 第3四半期連結業績は、以下の通り。

売上高 ▲196億3600万円 (前年同期比11.8%減)
営業利益 5億5300万円 (前年同期比108.5%増)
経常利益 2億5200万円 (前年同期比1,038.4%増)
四半期純損失 2億7700万円 (前年同期は20億7200万円の四半期純損失)

雇用環境、所得環境、設備投資などが低調に推移するといった景気環境の中、同社は最重要経営課題として「財務基盤の強化」を目標に、地代・家賃、人員体制、管理体制などの見直しを含めた効率化施策を実行する「コスト削減」、当社連結子会社9社を吸収合併する「グループ統合」、広告映像事業への資源を集約し、不採算事業からの撤退を図る「選択と集中」という3つの施策を行ってきた。

その結果、広告映像事業のTV-CM部門が好調に推移するも、株式会社円谷プロダクション、株式会社デジタル・フロンティアの譲渡に伴う絶対額の減少による影響を受け、売上高は前年同四半期に比べて減収。しかし、営業利益、経常利益については、コスト削減施策により、前年同四半期比で増益となった。四半期純利益は、不採算事業であったゲームソフト部門から撤退したことに伴い、計上した特別損失の影響を受けるも、営業利益・経常利益の増加、子会社株式売却益(株式会社円谷プロダクション、株式会社デジタル・フロンティア)を計上したことにより、前年同四半期比で改善されることとなった。