Apple、モバイル広告ネットワーク「iAd」を7月1日よりスタート

米Apple社は8日、モバイル広告ネットワーク「iAd」を7月1日より開始することを発表した。
「iAd」はアプリ内でインタラクティブな広告を配信するサービス。基本となるシステムは、同日に発表された最新OS「iOS 4(旧名:iPhone OS 4)」に組み込まれており、ビデオ再生、ゲームプレイ中、さらにはソフトダウンロード時やiTunesコンテンツの購入時にも、広告を配信できる。位置情報をもとにした広告配信もサポートされている。なお広告コンテンツはHTML 5で作成する必要がある。対応機種はiOS 4が稼働するiPhoneおよびiPod touch。iOS 4はiPhone 3G、iPhone 3GS、iPhone 4、および第2、第3世代のiPod touch(2009年後半に発売された32GBおよび64GBモデル)で動作可能。
AT&T、Best Buy、Campbell Soup Company、Chanel、Citi、DirecTV、GEICO、GE、 JCPenney、Liberty Mutual Group、Nissan、Sears、State Farm、Target、Turner Broadcasting System、Unilever、The Walt Disney Studiosといった著名グローバルブランドによるモバイル広告が、第一弾としてiAdで配信される。なお2010年度のiAd出稿契約について、Apple社はすでに6千万ドル以上獲得しているとのこと。これは、2010年下半期分として予測される、米国内のモバイル広告費合計の約50%に当たる数字となっている。

■リリース
http://www.apple.com/jp/news/2010/june/07iads.html

■関連リンク
http://www.apple.com/jp/iphone/