電通と東大、ネットとシニア層の関係を研究する「DENTSUデジタルシニア・ラボ」を発足

株式会社電通は8日、東京大学 大学院 情報学環の橋元良明教授と共同で、ネットやデジタルイノベーションとシニア層との関わりについて専門研究する「DENTSUデジタルシニア・ラボ」を発足した。
内閣府「2010年版高齢社会白書」によると、60才以上のシニア層は、昨今の厳しい景況下においても堅実な消費の伸びを示しているとともに、10年後には、65歳以上の高齢者が人口の約3割に達すると言われている。
電通では、シニア層に着目し、60代以降でネットやデジタル機器を自由に使いこなしアクティブなシニアライフを生きる生活者を「デジタルシニア」と名付け、彼らのメディアライフや情報行動の実態について、東京大学と共同で研究してきた。この研究を発展させるとともに知見を深めるため、電通では、MCプランニング局メディアイノベーション研究部内に事務局を置き、産学共同研究組織として「DENTSU デジタルシニア・ラボ」を立ち上げるに至ったとのこと。
今後、「DENTSUデジタルシニア・ラボ」では、アンケート票式のベンチマーク定量調査などを実施し、さまざまな仮説の検証結果を発表していく予定。

■リリース
http://www.dentsu.co.jp/news/release/2010/pdf/2010060-0608.pdf