オプトとホットリンク、在庫に連動したSEM 自動入稿サービスをテスト運用 獲得効率向上とリソース軽減効果を確認
株式会社オプトと株式会社ホットリンクは、某大手通販企業と協力し、レコメンドエンジン技術と検索連動型広告の入稿システムを融合させた「在庫連動型SEM自動入稿サービス」のテスト運用を実施した。その結果、月間の作業時間を約325時間削減したと伝えている。
同システムは、ホットリンクが開発・提供するレコメンド技術を活用し、対象WEBサイトから商品マスター(商品名/数量/色/カテゴリ/在庫状況/キャッチコピーなど)や検索連動型広告の出稿データ(キーワードや広告掲載文など)を自動で生成し、リンク先ページを最適化するもの。対象WEBサイトにタグを埋め込みクロールさせるだけで、外部データベースと連動させる必要がないため、企業側の開発投資を伴わずに利用ができる。その結果、検索連動型広告において、出稿データの自動生成による効率化、在庫状況の反映による最適化の実現につながった。
【テスト協力企業の特徴】
①商品数が多く、かつ、商品在庫の変動が激しいため、大量のキーワード運用を頻繁に行う必要があり、オペレーションリソースの負荷が大きく、無駄なクリックを発生させている可能性がある。②取扱いカテゴリが多く、キーワード・広告掲載文・リンク先ページの連携が重要だが、商品とそれぞれとの整合性が取れていない場合、消費者の購入意欲を減退させている可能性がある。
【実施内容】
特定のリスティング広告キーワード「A」「B」について、同サービスを用い、①商品の在庫状況に合わせて検索連動型広告の掲載を自動調整
②新規カテゴリの追加登録に合わせて、自動的に検索連動型広告の最適なキーワード・テキストデータ生成・リンク先ページを選定。
【結果】
①獲得効率の向上
通常期と当サービス導入期の変化
キーワードA CV数 ▲4.2% CPA ▲46.3%(CV数はほぼ維持しつつCPAは低下、獲得効率が向上)
キーワードB CV数 ▲7.7% CPA ▲74.6%(CV数は微減するもCPAは大幅低下、獲得効率が向上)
②リソースの軽減
作業時間を合計で約325時間/月削減。約2人分/月のリソース軽減に相応。