朝日新聞社、テレビ朝日系列へ全てのニュースを出稿と同時配信 新聞社としては初の取り組み

朝日新聞社は、メディア企業への情報配信事業を24時間体制で取り組むとして、テレビ朝日とANN系列局を対象に4月1日から有料でスタートする。2008年にテレビ朝日が朝日新聞の株を取得したことを機に進めてきた提携事業のひとつで、取材・執筆したニュース記事の全てと速報を、取材部門の出稿と同時に提供するのは初。

ニュース記事と速報を、各局に設置する専用端末に配信するシステムを構築した結果、ニュース記事は配信後8日間蓄積され、キーワード検索も可能となった。
また、速報性を重視し、取材部門が記事を出稿したタイミングで閲覧でき、緊急事態発生時には音声でも情報を伝達する。

今後は、地方取材網を含めて速報態勢を充実させ、要望が強い「地方の一般ニュース」「話題のニュース」の早い段階での提供を目指す。