海外企業の日本でのソーシャルアプリ展開サポート事業を開始 携帯向けコンテンツ制作のインデックス(JASDAQ)
携帯電話向けコンテンツ制作を行う株式会社インデックスは、急成長しているソーシャルアプリの需要に対し、海外企業が日本でソーシャルアプリを展開するためのサポート事業を開始する。
人のつながりやユーザー同士の交流などSNSのコミュニティ特性を活かした「ソーシャルアプリケーション」は、SNS各社のプラットフォームオープン化に伴い、利用者が急増している。昨年8月に「mixi」がPC版のプラットフォームを、10月にはモバイルをオープン化し、今年1月には「モバゲータウン」がオープン化した。今後は「GREE」がオープン化を発表し、「Facebook」も日本法人の設立を発表している。
一方、海外においては、SNS業界最大手の米国「Facebook」や「Myspace」、中国の大手SNS「人人网(レンレンワン)」等が既にプラットフォームをオープン化しており、日本市場は、有料会員の月平均単価が諸外国と比べて高いとして、新たなビジネスチャンスとして海外から注目されている。
しかし、海外ではPC向けのアプリケーション提供がメインとなっていることから、モバイルの利用者割合の多い日本において、モバイル向けのサービス開発のノウハウが少ない海外企業は、一つの日本市場参入の障壁となっている。
このような背景を受け、同社は海外のグループ拠点と連携し、海外ソーシャルアプリの日本における配信業務をPC、モバイル併せてトータルにサポートする事業を開始する。Flash等で構成されたPC向けアプリケーションを、日本のモバイルユーザー向けにカスタマイズすることや、実機での検収作業、サーバー保守、プロモーション等、総合的なサポートを行う。
第一弾として、中国の大手SNS「人人网(レンレンワン)」で、昨年8月のリリース以降、360万会員を獲得した「楽しい養豚家(仮称)」を、「mixiアプリ」のPC向けに提供し、その後モバイル向けに提供する。また、年内にいくつかの海外ソーシャルアプリを日本向けに提供していく予定。