共同印刷、デジタルサイネージを新たな収益源にするサービス開始 紙媒体とデジタルサイネージを一元制作
共同印刷株式会社は、デジタルサイネージ用コンテンツを店舗で作成できる、多店舗展開企業向けシステム「サイネージスタジオ」を開発した。ネットワークシステムを付加したデジタルサイネージ向けASPサービスとして、2010年夏に販売を開始する。
同社は2009年に、流通・自動車・化粧品・金融など多店舗展開企業向けのASPサービス「マイリーフスタジオ」を開発販売している。これは、デザイナーが作成したDMやチラシのテンプレートに店舗ごとの情報をカスタマイズして印刷できるサービスで、ネット経由で高品質な販促制作ができ、本部でコンテンツとコンプライアンスの管理可能な点が特徴となっている。「マイリーフスタジオ」と今回の新ソフトを活用し、紙媒体とデジタルコンテンツを連動させたクロスメディアプロモーションが可能となる。また、店頭で撮影した画像のデジタルサイネージへの掲載や、消費者の購買動線に沿った地域密着型の販売促進活動も実施でき、即時性のあるセールスプロモーションが可能となる。
同社は2011年3月までに1億円の売上高を目指しており、大手印刷会社各社のデジタルサイネージを新たな収益源とする動きは進んでいる。