電通、2009年日本の広告費発表 ネット広告が新聞を抜く 全体では2ケタの大幅減

株式会社電通は、日本の総広告費と、媒体別・業種別広告費を推定した「2009年日本の広告費」を発表した。

2009年の日本の総広告費は5兆9222億円で前年比11.5%の大幅減となった。
2008年にも総広告費は前年比95.3%となっており、2年連続での減少となった。

また今回、新聞広告費(6739億円)を、インターネット広告費(7069億円)が初めて上回り、インターネット広告はテレビに次ぐメディアとなった。

媒体別の広告費は以下のとおり。

総広告費 5兆9222億円 (前年比 88.5%)

新聞 6739億円 (前年比 81.4%)
雑誌 3034億円 (同 74.4%)
ラジオ 1370億円 (同 88.4%)
テレビ 1兆7139億円 (同 89.8%)
マスコミ四媒体合計 2兆8282億円 (同 85.7%)

衛星メディア関連広告費 709億円 (同 104.9%)

インターネット広告媒体費 5448億円 (同 101.4%)
インターネット広告制作費 1621億円 (同 100.7%)
インターネット広告費合計 7069億円 (同 101.2%)

屋外 3218億円 (同 86.8%)
交通 2045億円 (同 82.0%)
折込 5444億円 (同 88.4%)
DM 4198億円 (同 94.8%)
フリーペーパー・フリーマガジン 2881億円 (同 81.3%)
POP 1837億円 (同 99.2%)
電話帳 764億円 (同 85.7%)
展示・映像他 2775億円 (同 86.8%)

電通発表資料(PDF) 「2009年の日本の広告費は5兆9,222億円、前年比11.5%減