パチンコ業界専門の広告代理店ゲンダイエージェンシー(JASDAQ)、子会社を解散 本業の広告代理事業は業績上方修正

株式会社ゲンダイエージェンシーは、通期業績の修正を発表するとともに、子会社の精算、本社移転など事業整理について発表した。
このため、連結業績では通期予想を下方修正しているが、ゲンダイエージェンシー単体の業績見通しについては、上方修正した。

同社の平成22年3月期連結業績予想は、以下の通り。

売上高 205億800万円 (前回予想から 2億円減)
営業利益 23億4800万円 (同 2億円減)
経常利益 23億4000万円 (同 1億8000万円減)
当期純利益 10億9200万円 (同 1億8000万円減)

一方で、同じく平成22年3月期個別業績は以下の通り上方修正している。

売上高 188億5700万円 (前回発表より 1億6000万円増)
営業利益 21億5400万円 (同 6000万円増)
経常利益 21億6500万円 (同 8000万円増)
当期純利益 10億6000万円 (同 1億4900万円減)

同社100%子会社である株式会社マスターシップを解散および精算する。

ゲンダイエージェンシーは、平成20年5月にマスターシップを全額出資で設立、平成21年1月にインドアゴルフ施設「ファイバーゲート」をオープン、黒字化を目標に大規模プロモーションなどを展開してきた。
しかしながら景気低迷により客足が鈍り、大幅な赤字を解消する見通しが立たなくなった。
ファイバーゲートは平成22年3月末日で閉店、マスターシップは6月22日に解散、平成23年3月期中に精算予定となる。

また、同じくゲンダイエージェンシー連結子会社であり、中古遊技機売買仲介事業を営む株式会社バリュークエストは、厳しい事業環境を鑑み、本社移転をする。
移転先住所は、東京都文京区後楽2-2-23 住友不動産飯田橋ビル2号館。