ゴルフダイジェスト・オンライン、中期経営計画を発表 国内ゴルフ市場、中国市場ともに拡大傾向

株式会社ゴルフダイジェスト・オンラインは中期経営計画を発表、中国やアメリカをはじめとした海外に展開することを明らかにした。

同社は2007年から2009年にかけて3期連続の増収増益を達成。
2007年のゴルフパラダイス買収で、全国20店舗を傘下に収めるなど、メディア事業だけでなくゴルフ用品の中古販売事業なども手がけている。

中期定量目標として、売上高を2009年実績の128億4100万円から2012年には180億円に、売上総利益を52億2300万円から79億円に、営業利益を7億9000万円から17億円に、当期純利益を4億1100万円から8億5000万円にする。

日本のゴルフ市場は、不況にも関わらず拡大基調にあり、2007年に830万人だったゴルフ人口(コース)は2008年には950万人になった。
また、石川遼選手ら人気の若手プロの出現により、プロツアーの観客動員数、中継平均視聴率も伸びている。
2016年にはオリンピックにゴルフが正式種目として採用される事が決定しており、今後さらに国内市場が活性化する見込み。

こうした背景もあり、国内ではゼビオ(東証)、PGGIH(東証)、アルペン(東証)、アコーディア・ゴルフ(東証)、SRIスポーツ(東証)をはじめ、グラファイトデザイン(JASDAQ)やゴルフ・ドゥ(セントレックス)など上場したゴルフ関連企業が多数ある。

海外に目を向けると、急成長市場である中国ではゴルフ人口が200万人、ゴルフ場数は400ヶ所で年30%の増加率となり、将来的には日本を超えると見られている。
同社は今後、中国ゴルフ市場や東アジアをターゲットに、物販やメディア事業を展開。
中国のゴルフ総合サービス大手「1872」と事業提携し、中国人富裕層に対して日本ゴルフ旅行を販売するなど、中国からのインバウンド事業にも着手する。