学研HD(東証)、第1四半期決算 雑誌部門減収も、ネット事業縮小で営業利益増
株式会社学研ホールディングスは、平成22年9月期第1四半期決算を発表した。
売上高 187億6500万円 (前年同期比 5%減)
営業利益 4億3800万円 (前年同期は16億7400万円の赤字)
経常利益 4億600万円 (前年同期は15億9500万円の赤字)
四半期純損益 ▲4億1700万円 (前年同期は16億1200万円の赤字)
高齢者福祉・子育て支援事業の伸長や、学習塾運営会社など数社が新たに連結子会社に加わったものの、既存事業の売上の減少や不採算事業の縮小・撤退により、売上高は減少した。
損益面では事業構造の見直しや、人件費など固定費削減による改善が見られた。
しかしながら、家庭訪問販売事業の事業整理損失引当金の追加計上の結果、4億1700万円の最終赤字となった。
暮らし・教養・エンタメ出版事業の売上高は、雑誌の休刊、景気後退による広告減、ムックの発行時期のずれなどにより減少し42億5600万円(対前年同期比 16%減)。
損益は、不採算雑誌休刊やネット事業縮小による改善や販管費の削減により、営業利益7100万円(前年同期から1億300万円増)となった。