セブンシーズHD(東証二部)、通期業績を下方修正 最終赤字7億1000万円へ

セブンシーズホールディングス株式会社(東証二部)は、平成22年3月期通期連結業績予想の修正を発表した。

売上高   150億円     (前回発表から10億円減)
営業損益  ▲5000万円    (前回発表から1億5000万円減)
経常損益  ▲2億5000万円  (前回発表から1億5000万円減)
当期純損益 ▲7億1000万円  (前回発表から2億1000万円減)

同社グループの中核事業であるメディア事業において、出版物の返品増加、広告売上減収に加え、マーケティング事業の広告代理店業の減収傾向が続いていることから、修正を発表した。
また、海外連結子会社Sevenseas Studios, LLCにおいて新スタジオ建設中止に伴う賃貸借契約解約損として特別損失5300 万円を計上した。

また同社は、平成22年3月期第3四半期決算、特別損失の発生を発表した。

売上高   109億3000万円  (対前年同期比 17.7%減)
営業損益   ▲4億3400万円  (前年同期は▲3億7800万円の営業損益)
経常損益   ▲6億5000万円  (前年同期は▲17億4900万円の経常損益)
四半期純損益 ▲9億6600万円  (前年同期は▲18億円の四半期純損益)

【セグメント別業績】

[メディア事業]
他媒体とのクロスメディア展開を行い、趣味系を中心とした雑誌の販売は堅調に推移したが、広告収入が減収となったことから売上高は 23億7000万円(前年同四半期比13.9%減)となった。

[IT事業]
iPhone向け携帯アプリケーション開発代行サービス、データセンター事業、モバイルカード決済端末事業が伸びた結果、売上高は3 億8800万円(前年同四半期比6.5%減)となった。

[マーケティング事業]
市場調査業務は海外クライアントからの受注が回復基調にあり、メディア事業も売上を伸ばしたが、広告代理店業務は受注が減少した。
その結果、売上高は8億5100万円(前年同四半期比 38.0%減)となった。