スカパー、平成22年3月期第3四半期決算を発表 売上高微減、ケーブルとの競争激化

株式会社スカパーJASTホールディングスは、平成22年3月期第3四半期決算を発表した。
売上高     1045億9800万円  (対前年同期比 3%減)
営業利益     123億7700万円  (同 0.7%減)
経常利益     111億700万円   (同 0.4%減)
四半期純利益    58億9500万円  (同 83.8%増)

有料多チャンネル事業においては、加入者獲得費用負担の少ないスカパー!e2の契約件数の拡大や光ファイバを利用したe2再送信の開始等により、新規個人契約件数が全体で41万2000件(前年同期比1万3000件増)と拡大した。
個人解約率は、スカパー!e2の総加入件数の増加に伴い、プロ野球やJリーグ終了時の解約のインパクトが増加したことから、1.3%(月換算率、同0.1%増)となった。
有料多チャンネル事業の売上高は820億7800万円(前年同期比1.5%増)、営業利益は79万9200万円(前年同期比0.6%減)となった。

有料多チャンネル放送業界では、ケーブルテレビ統括運営会社が引き続き有料多チャンネル放送、高速インターネット、IP電話サービスを組み合わせたマルチプレイサービスを推進しており、同業界における新規顧客獲得と既存顧客の囲い込み競争は激化している。