朝日放送、3月期第3四半期業績 新社屋移転とコスト削減で黒字に 放送事業は対前年6.1%減

朝日放送株式会社は、平成22年3月期第3四半期の連結業績を発表した。
累計の売上高、利益は以下の通り。

売上高    574億8500万円 (対前年同期比 6.2%減)
営業利益   17億6000万円  (前年同期 5億5600万円の赤字)
経常利益   19億1600万円  (同 4億8400万円の赤字)
四半期純利益 13億3300万円  (同 17億8200万円の赤字)

テレビ・ラジオ媒体に対する広告出稿量が前年同期の実績を下回り、主力のスポットセールスをはじめネットワーク番組やローカル番組のタイムセールスも低調に推移した。
その結果、主力の放送事業をはじめ、各セグメントにおいて減収となった。

セグメント別では、放送事業の売上高は505億7500万円で、前年同期に比べ32億7700万円(△6.1%)の減収となった。
その他の売上は、イベントの催物収入が増加したことなどにより増収となった。
費用の面では、新社屋への移転に伴う一時費用が減少し、業務改善によるコスト圧縮や費用の削減を実施した結果、営業利益は11億3700万円となり、前年同期と比べ24億7900万円の改善となった。