フリーペーパー取次最大手JLとフィールドメディアネットワークが提携

日本におけるフリーペーパー取次事業第1位である株式会社JLと同第2位の株式会社フィールドメディアネットワークは包括的業務提携締結に合意した。

提携内容は、以下。
1. FMN が保有する大手チェーン設置ラック運営権のJL への移管
2. FMN の物流メンテナンス部門、管理部門のJL への一本化
3. FMN 地方拠点(大阪市・福岡市)をJL に吸収統合
4. 両社ラックメディア管理システムをJL システムに統合

今回の包括的業務提携によって、JLが管理運営するラックメディアの箇所数は従来の1.6
倍となり、フリーペーパー(マガジン・パンフレット)ラックロケーション数は全国1万6,000箇所(業界シェア45%)、その他提携ラックロケーション数約3万2,000箇所(同80%)のシェアを占めることになる。
JLは、従来のフリーペーパー流通事業の名称を「マーケティングロジスティックスへと改め、物流業界におけるシェア向上を目指す。

一方、FMNは商品企画と営業企画に特化することで、インストアメディア、デジタルサイネージ、ネット関連の領域を駆使し、従来以上に広範なクロスメディアマーケティングの展開を推進する。
FMN代表取締役社長 松下氏は自身のブログ内で「全国4万箇所ほどある複合式ラックメディアのうち約半数が、FMNとJLにより運営されることになる。今後は様々なエリアマーケッティング施策を打ち出したい。」と述べる。

JLのラック保有数は、フリーペーパー取次事業において業界1位。
有料雑誌取次事業では、全国5箇所の地域物流本部と全国23箇所の配送拠点、書店やコンビニエンスチェーン約8,000箇所をネットワークしている。
名古屋・東京・中部・関西・九州に拠点。