博報堂、世界の15新興都市の環境意識調査 「テレビやラジオ」が主な情報源
株式会社博報堂は、アジアと欧米の主要33都市を対象としたオリジナル生活者調査『Global HABIT』の2009年度データを元に、注目される新興市場として中国、韓国、シンガポールなど15の国と地域を選び、生活者の「環境問題」への認識、関与について分析した。
新興市場の生活者で環境問題に関心を持っている人の割合は、15都市平均で85%にのぼっており、特に関心が高いのは、「大気汚染」や「飲料水の汚染」といった身の回りで起きている環境問題である。
生活者が自ら実践している環境対策の1位は「省エネルギータイプの製品購入」であり、「洗剤」については多くの都市が「購入する際に環境問題を意識する商品」としている。
また購入に際しては「テレビやラジオ」の広告やニュース等の番組が主な情報源であり、商品パッケージも有効な情報源の1つとなっている。
15都市で日本製品に対するイメージの中では「高品質」イメージが圧倒的に強いが、「環境に配慮している」というイメージに関しても他国製品との比較では1位または2位にランキングされている。
『Global HABIT』は、博報堂がグローバル市場でのマーケティング戦略に活用するために2000年から毎年行っているオリジナル生活者調査。
調査地域はアジアと欧米の主要33都市、調査対象者は15~54歳、のべ約130,000人。