フルスピード、連結子会社を吸収分割 コマース事業を整理
SEO、SEMなどを手がける株式会社フルスピードは13日、連結子会社である株式会社A-boxが、M&R株式会社の事業の権利義務を会社分割(吸収分割)により承継することを発表した。
これによりA-boxはフルスピードの連結子会社の対象から外れ、持分法適用会社となる。
会社分割(吸収分割)の要旨
1.分割の日程
分割契約承認取締役会平成22年1月13日
分割契約書締結 平成22年1月13日
分割契約承認株主総会平成22年2月10日(予定)
分割期日(効力発生日)平成22年3月1日(予定)
2.分割方式
M&Rを分割会社とし、A-boxを承継会社とする吸収分割
3.分割に係る割当ての内容等
A-boxは承継する権利義務の全部に代わる対価として普通株式1,040株を発行し、M&Rにその全株式を割当てる
割当株式数については、両社協議の上、決定する
4.分割により増加する承継会社の資本金等
資本金の額:本分割による資本金の増加は無し
資本準備金:52百万円を資本準備金として積み立てる
5.分割会社の新株予約権および新株予約権付社債に関する取扱い
分割会社は新株予約権および新株予約権付社債を発行していない
フルスピードは、平成22年7月期以降、法人向け事業と一般消費者向け事業の2大事業の育成に取り組んできたが、双方の事業の収益性や将来性等を総合的に勘案した結果、法人向け事業の育成を優先し、社内リソースを集中する方針を固めた。
本件により、一般消費者向け事業を独自開発するのではなく、既に展開しているM&Rのイーコマース事業を承継することで、その事業ノウハウ等を取り込み、A-boxの事業の早期確立を目指す。
なお、M&Rのイーコマース事業に係る資産、債務、従業員との雇用契約その他の権利義務ついてはA-boxが承継する。
A-boxは当社の連結子会社の対象から外れるが、当期の連結業績への影響は軽微であるため、平成21年9月11 付で公表した平成22年7月期の個別および連結業績見通しに変更はない。