4マスメディアの利用度が低下、動画共有サービスなど利用度伸びる Twitter認知率6割に

Yahoo!リサーチを運営するヤフーバリューインサイト株式会社は、2009年12月に自社モニターを対象に実施した「情報メディアに関する調査」の結果をまとめた。

調査報告によれば、「テレビ」「新聞」「雑誌」「ラジオ」の従来4大メディアは、前回調査と比べて信用度に変化はないものの利用度が低下傾向、特に今後の利用意向の落ち込みが顕著に表れた。

一方で、YouTube、ニコニコ動画などの「動画共有サービス」、Ustream.TVなどの「ライブストリーミングサービス」の利用度が伸びている。

CGM(=消費者作成型メディア)系の各メディアについては、「個人のblog(ブログ)」「Q&Aサイト」「フリー百科事典」「動画共有サービス」の認知率が9割以上、利用経験率も7割以上と高く、インターネットユーザーの一般的な情報メディアとしてのポジションを確立していることが確認された。

また今回調査から新たにカテゴリを追加した、Twitterなどの「つぶやき系ミニブログ」は、初登場ながらすでに認知率が約6割。

現時点での利用経験率は1割強と限定的だが、今後の利用意向は「個人のblog(ブログ)」「SNS」などと同等のレベルと健闘しており、今後の伸びが期待される。

この調査は情報メディアに対するユーザーの信用度や利用状況の実態、および時系列変化の把握を目的に2005年より実施しているもので、今回は5回目。