電通、700名の経営人材を育成 経営感覚磨き広告主のニーズに対応、グループ管理強化も
株式会社電通は、2010年4月1日付けで、「電通マネジメント・インスティテュート」と「電通マネジメント塾」を設置する。
2009年7月に発表した中期経営計画「Dentsu Innovation 2013」の実現に向けて、グループの経営力をより一層強化するとともに、クライアントやメディア、コンテンツホルダーが抱える多様な経営課題や事業課題に対し、バリューチェーンの川上から川下までを一貫してサポートできる体制を整え、ソリューション力を向上させる狙い。
電通が抱える連結対象である国内外のグループ会社は、平成21年9月末現在125社。
これらグループ各社の経営管理の強化を図るため、一橋大学大学院国際企業戦略研究科と共同で「電通マネジメント・インスティテュート」を設置し、5年間で約200名の経営の人材ベースを作る。
1年間のカリキュラムを受講後には、研修プログラムにおける評価に基づき、計画的な異動・配置を行い、経営人材のマネジメントサイクルを確立する。
また、クライアントからの多種多様なニーズに対応するため、経営に関する知識・スキル・ノウハウを学ぶ3ヶ月間プログラム「電通マネジメント塾」を設置し、5年間で500名の人材を育成する。
さらに電通では、デジタルやグローバルの専門人材の育成、既存研修の強化・拡充および役職に応じた短期研修プログラムをより一層充実させることで、中期経営計画で示した5つのイノベーションを着実に推し進め、当社グループの競争力を強化する構え。