世界50カ国以上の広告出稿を分析 世界広告主連盟やアメリカ広告代理店協会などが利用
グローバルアドソース(カナダ)は、世界50カ国以上のテレビ、新聞、ラジオ、インターネット、屋外広告などの出稿状況の分析をするサービスを日本で開始する。
日本では、映像データモニタリング国内最大手の株式会社プロジェクトの関連会社、エム・データが情報提供を行うほか、販売代理店として企業への導入を担当する。
主に、グローバルに活動を行う広告代理店や大手広告主を対象としており、既に国内大手広告代理店では導入の検討に入っている。
同サービス利用企業は自社を含め、競合他社の出稿状況を集計、比較することもできる。
2010年後半には広告料金表をベースとした広告出稿高分析にも対応する見込みで、他社の広告出稿の状況のほか、費用対効果を図る用途も見込んでいる。
広告代理店にとっては、出稿したテレビCMなどの結果を広告主に明確に報告できるほか、独自インターフェースを開発して広告主に提供することも可能。
世界的かつ膨大なデータベースを背景に、各社に分散発注している出稿統計をエム・データへ一本化、大幅なコストダウンが見込まれる、としている。
グローバルアドソースは、全米約1200社が加盟するアメリカ広告代理店協会(American Association of Advertising Agencies)や、ブリュッセルに拠点を置くヨーロッパの広告代理店を代表する機関(European Association of Communications Agencies)、5体陸55の広告協会をネットワークする世界広告主連盟(World Federation of Advertisers)など、世界の主要な団体、各地の機関、広告モニタリング会社と提携、2010年には広告データを1000万点以上データベース化する予定。