東急エージェンシー、AR(拡張現実感)を活用した日本初のプロモーション実験を開始
株式会社東急エージェンシーは、東京急行電鉄株式会社、日本電気株式会社、大学共同利用機関法人情報・システム研究機構国立情報学研究所と共同で、街なかソーシャル・ブックマーキング「pin@clip ピナクリ」を使った2つのARプロモーション実験を、12月26日から渋谷駅周辺において開始する。
本実証実験は、経済産業省「平成21年度 ITとサービスの融合による新市場創出促進事業(e空間実証事業)」の一環として採択された、東京急行電鉄の事業「ぷらっとPlat」における渋谷モデルサービスとして実施されるもの。
このように街なかを利用した位置情報連動型のARプロモーションは日本初の取り組み。
まず、12月26日から1月24日まで、株式会社徳間書店のアニメ作品「電脳コイル」のプロモーションを行う。
街中に隠された特定のアイテムを集めると、店舗で利用できるクーポンと引き換えら
れるという、本作品の世界を実体験できる仕組み。
また、2月1日から3月10日まで、東宝株式会社配給で3月6日より公開される「映画ドラえもん のび太の人魚大海戦」のプロモーションを行う。
渋谷の街に隠された新作映画のキャラクターを追いかけながら映画のストーリーを追う、新しいタイプの予告編となっている。
「pin@clip ピナクリ」は、最新のAR(拡張現実感)機能のほかリスト表示、マップ表示など、ユーザーの利用シーンに応じた情報端末を提供するiPhoneアプリケーション。
今回の実験は「pin@clip ピナクリ」のAR機能を利用したもので、iPhoneユーザー
で、かつ、iTunes App Storeから「pin@clipピナクリ」をダウンロードしていれば、誰でも実験に参加することができる。
e空間実証事業では、徳間書店と東宝、映画ドラえもん製作委員会の協力を得た新たなプロモーションを通じ、エンターテイメント集積地である渋谷の活性化を目指し、街で作品の世界観を実体験できる広告媒体の有効性を検証する。