東急エージェンシー、「トライアル率」「リピート率」の高い新商品など調査
株式会社東急エージェンシーは14日、消費者の購買データからヒット商品・売れ筋商品を調査する「QPRヒット商品大賞2009」を発表した。
2009年のヒット商品・注目商品に共通するキーワードは「やさしさ品質」。
新商品の中でトライアル率およびリピート率において高い比率を示したのは、エコロジー健康への意識の高まりを受け、あるいは消費者の心理面に配慮した、「環境」「からだ」「キモチ」に優しい商品であった。
一方、注目商品に共通する傾向は「防衛」。
新型インフルエンザ対策商品に象徴される「健康への防衛」商品、家庭内での食事の定着、節約志向を反映した「食の防衛」商品、‘対人‘を意識した「対人防衛」商品などへの消費傾向の強さが明らかとなった。
「QPRヒット商品大賞」は、携帯型バーコード・スキャナーを用いて消費者の商品購買状況を収集する商品購買調査システム「QPR」からヒット商品・売れ筋商品を抽出したもの。
消費者起点で情報を収集しているため、新商品のトライアルやリピートを追跡することができるだけでなく、商品購入者の顧客像や購入先を明らかにすることができる。
調査は、首都圏・近畿圏の16歳~69歳の男女個人6000人を対象としており、東急エージェンシーが1987年から実施している。