ドワンゴ、平成21年9月期決算は増収増益 ニコニコ動画など好調
株式会社ドワンゴは、平成21年9月期の決算を発表した。
売上高 265億6800万円 (前年同期比6.4%増)
営業利益 3億9700万円 (同 243%増)
経常利益 3億4200万円 (同 217%増)
当期純損益 △7億8200万円
同社のポータル事業では、「ニコニコ動画」が順調に登録会員数を伸ばしている。
平成20年12月には新しいバージョンである「ニコニコ動画(ββ)」のサービスを開始。同事業における2つの重点戦略である一般化・収益化を推し進めるため、メディアとしての認知度向上や、ユーザ間におけるコミュニティ形成など、一層のサービス強化に努めた。
収益化については、様々な特典が受けられる有料サービス「ニコニコプレミアム会員」(平成21年9月末会員数約51万人)の有料会員収入が大きく貢献。
各種イベントや帯番組などコンテンツをリアルタイム配信する「ニコニコ生放送」の人気や、携帯端末のキャリア公式メニューから「ニコニコプレミアム会員」に入会(決済)が可能になるなど、会員数を増やしている。
ポータル事業の売上高は32億8100万円(前期比81.2%増)、営業損失は18億3000万円(前期は15億15百万円の損失)となった。