凸版印刷、広島高速交通「アストラムライン」にてデジタルサイネージ共同実証実験を実施

凸版印刷株式会社、広島アキハバラ塾、広島高速交通株式会社の三社は、広島高速交通が運行する「アストラムライン」にて、デジタルサイネージ運用における共同実証実験を2009年11月8日から実施している。

凸版印刷が6月に開発した、無線通信が可能な「次世代無線通信対応デジタルサイネージ端末」をアストラムラインの車両内で稼働させることにより、移動体におけるデジタルサイネージ運用上の課題を抽出する。

アストラムラインの24編成車両中、2編成の中間車両に各1台のモニタを設置、広島市内各社から提供されたニュースや各種案内情報を10~15秒間隔で10件程度、2~3分間隔で配信する。
凸版印刷はデジタルサイネージ端末の設置・運営・検証を行い、広島アキハバラ塾は通信環境の設定支援、広島高速交通は実験車両環境の提供を行う。

実施期間は11月8日(日)から13日(金)まで。
今回の結果をもとに、駅ホームおよび沿線の施設に、車両内のデジタルサイネージと情報連携する仕組みを導入し、生活者の利便性向上を図るとともに、その生活動線の把握と広告の効果検証も含めたソリューションの構築を目指す。