楽天、「Edy」のビットワレット子会社化。電子マネー参入

楽天株式会社が、電子マネー「Edy」の企画運営を行うビットワレット株式会社との間で、
資本提携に関する基本合意書を締結し、プリペイド型電子マネー事業に参入すると発表した。

予定では、楽天は、ビットワレットが行う予定の第三者割当増資を約30億円で引き受け、
ビットワレット社株式の過半数を取得し、同社を連結子会社化する。

ビットワレットは、電子マネーの草分けとして2001年から「Edy」の企画・運営等の事業を行ってきた。

楽天では、決済ビジネスに数点前から着目しており、これまでに「楽天カード」をメインとしたクレジットカード事業を手がけ、
本年2月にはイーバンク銀行株式会社を連結子会社化し、決済ビジネスを強化してきた。

両社は、2007年12月に業務提携を結んでおり、Edyを使った買い物で「楽天スーパーポイント」が貯まる
携帯電話アプリケーション「楽天アプリ」の開発・導入などの取組みを行ってきた。
今回の資本提携により、ビットワレットとの提携関係をさらに強化し、電子マネー事業に本格参入する。

今後、楽天会員に対しEdy利用可能箇所約16万箇所でのEdy利用を促すとともに、
Edyのネット上での利用機会の増大のための施策や、
楽天のサービスとの連携にも取組んでいく。

なお、ビットワレットの現在の筆頭株主であり電子マネーの技術基盤となるFeliCa事業を展開するソニー株式会社とソニーグループ、
およびEdyパートナー各社と引き続き連携していく。