ヤフー、増収増益 広告控えてきた業種からの出稿が回復傾向
ヤフー株式会社が、平成22年3月期第2四半期(平成21年4月1日~年9月30日)の
決算を発表した。
累計期間の業績は、
売上高が 1,356億円(前年同四半期比3.1%増)、
営業利益が 686億円(前年同四半期比4.2%増)、
経常利益が 682億円(前年同四半期比4.9%増)、
四半期純利益は393億円(前年同四半期比6.5%増)となった。
事業部別では、
メインの広告事業が前年同期比2.2%減の673億円、
「Yahoo!オークション」、「Yahoo!ショッピング」を含む
ビジネスサービス事業が同14.9%増の315億円、
「Yahoo!オークション」のシステム利用料や「Yahoo!プレミアム」の売上を含む
パーソナルサービス事業が同5.6%増の374億円となり、
広告事業の減収分をショッピングなどの事業で補ったかたちをとった。
広告事業では、人材サービスなど一部の業種において、
大手広告主による広告出稿が大きく減少した反面、
前四半期比ではこれまで広告を控えてきた業種からの広告出稿が回復傾向にある。
検索連動型広告においては、交通・レジャーなどの業種の広告出稿が
前四半期比で増加し、また、「インタレストマッチ」の売上が引き続き伸びた。
ビジネスサービス事業では、「Yahoo!ショッピング」において
10周年記念祭セールなど販促企画が奏功し、
当四半期のショッピング関連取扱高が過去最高となった。
「Yahoo!ショッピング」の店舗数は、前年9月比約700店舗増の17,250店舗となり、
「Yahoo!ショッピング」、「Yahoo!トラベル」、「Yahoo!チケット」の
取扱高合計金額の1日平均は6億6800万円と過去最高となった
「Yahoo!オークション」に関しては、1件あたりの平均落札額と
出品数に対しての落札される割合が減少し、
1日平均取扱高が前年9月比1700万円減少の17億6200万円となった。
「Yahoo!リクナビ」の売上は前年同四半期比では大きく減少。
パーソナルサービス事業では、「Yahoo!プレミアム」において、
平成20年12月に会員サービス向上のため月額会員費を値上げしたにもかかわらず、
会員数が引き続き増加し、平成21年9月末のYahoo!プレミアム会員ID数は
過去最大の750万ID(前年同月末比4.5%増)となった。