オイシックス、2025年3月期3Q決算を発表 経常利益は前年同期比21.7%増

オイシックス・ラ・大地株式会社は、2025年3月期第3四半期の連結業績(2024年4月1日~2024年12月31日)を発表した。
 
【連結経営成績(累計)】
売上高   :1936億2500万円(前年同期比 116.0%増)
営業利益  :59億1100万円( 同 37.7%増)
経常利益  :58億1300万円( 同 21.7%増)
四半期純利益:35億3600万円( 同 17.3%増)
 
BtoCサブスク事業では、主要ブランドであり共働きの子育て世代を主要ターゲットとする「Oisix」、国産の食材や自然に近い素材に価値を感じる世帯を主要ターゲットとする「大地を守る会」、料理などの日常生活を通じて社会貢献をしたい世帯を主要ターゲットとする「らでぃっしゅぼーや」の国内3ブランドと、プラントベースを志向し、食生活を通じた健康な生活の実現に関心の高い消費者を主要ターゲットとして米国で事業を行う「Purple Carrot」の計4ブランドを展開。
 
同第3四半期連結累計期間の売上高については、配送料改定や高単価な年末商材の販売が好調に推移したことにより購買単価が前年同期比で増加したものの、会員数が国内3ブランド計の前年同期比で減少して推移していることもあり、741億3600万円と前年同期比で2.5%の減少となった。セグメント利益は、「Purple Carrot」における新規会員獲得費用の積極的な投下を行った一方、「Oisix」における自社製造品での原価率の改善や、購買単価の増加により物流関連費の固定的費用が圧縮されたことから前年同期と比べて増加し、72億7400万円(前年同期比7.7%増)だった。
 
このほか、BtoBサブスク事業は売上高459億5900万円(前年同期は12億400万円)でセグメント利益3億8200万円(前年同期は1200万円)、社会サービス事業は売上高392億1800万円(前年同期比─%)でセグメント利益17億1800万円(前年同期比─%)、車両運行サービス事業は売上高203億9900万円(前年同期比─%)でセグメント利益15億5000万円(前年同期比─%)となっている。
 
他社EC支援事業や移動スーパー事業、Webシステム開発事業等を展開するその他事業では、売上高は157億6900万円で前年同期比15.2%の増加となった。しかしながら他社EC支援事業において、ISETAN DOORは順調に進捗しているものの、dミールキットのサービスが終了したこと、また子会社ののれん償却額が増大している影響などによりセグメント利益は12.8%減少して9億100万円となった。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120250331504687.pdf