クラシコム、2025年7月期2Q決算は増収減益 経常利益は前年同期比22.1%減
株式会社クラシコムは、2025年7月期第2四半期の連結業績(2024年8月1日~2025年1月31日)を発表した。
【連結経営成績(累計)】
売上高 :41億9300万円(前年同期比 17.0%増)
営業利益 :5億4800万円( 同 16.3%減)
経常利益 :5億5600万円( 同 22.1%減)
中間純利益:3億5500万円( 同 23.1%減)
同中間連結会計期間の「北欧、暮らしの道具店」セグメントは、アプリダウンロードを訴求するオンライン広告等のマーケティング投資を積極的に行った。これによりアプリダウンロード数が伸び新規会員が増えたことで、購入者数及び売上高はいずれも第2四半期(11月~1月)として過去最高となった。
また、マス広告のテストとして関西圏限定でのTVCMも実施するなどマーケティング戦略の基盤づくりのための検証も進めた。現時点ではアプリダウンロード訴求のためのオンライン広告が、エンゲージメントアカウントの獲得効率が最も高く、売上貢献とそれによる投資回収が確認できているため、当該オンライン広告に投資を集中する方針だという。
カテゴリで見ると、老舗テーブルウェアブランドとコラボした限定復刻商品等の新たな展開で雑貨カテゴリが好調だったほか、新規顧客の増加もあいまって主力のアパレルカテゴリも前年を超えて好調に推移。このほか、2024年10月に発売した初のオリジナル基礎スキンケアが好調で、同中間連結会計期間におけるコスメカテゴリの売上高構成比は5%を超える規模に成長した。
これらの取り組みやエンゲージメントチャネルへの継続投資によって、エンゲージメントアカウント数は順調に増加し、公式スマートフォンアプリは、累計約434万ダウンロード(2025年1月31日現在)となっており、同中間連結会計期間におけるアプリ経由の注文数は「北欧、暮らしの道具店」全体の約71%を占めている。この結果、セグメント売上高は40億7936万円(前中間連結会計期間比20.8%増)となっている。
「foufou」セグメントは、価格戦略の見直しと商品ラインナップの戦略的な計画を同時に進めながら、新規顧客や販売チャネルの開拓を見据えたポップアップショップを今期複数開催する予定。また、「北欧、暮らしの道具店」と「foufou」による初のグループ内でのコラボ商品となった「hopeと名付けた、ジレにもなるワンピース / with foufou」が半日で完売。今後も商品販売におけるシナジーを模索していくという。これらの結果、セグメント売上高は1億1503万円(同44.1%減)となっている。
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120250310590684.pdf