プレミアアンチエイジング、2025年7月期2Q決算は黒字転換 リカバリー事業が好調
プレミアアンチエイジング株式会社は、2025年7月期第2四半期の連結業績(2024年8月1日~2025年1月31日)を発表した。
【連結経営成績(累計)】
売上高 :85億2800万円(前年同期比 19.9%減)
営業利益 :9億7700万円(前年同期 マイナス2億500万円)
経常利益 :9億7000万円( 同 マイナス1億9900万円)
中間純利益:5億8100万円( 同 マイナス16億8500万円)
同中間連結会計期間の売上高は、子会社の株式会社ベネクスを通じて行っているリカバリー事業の売上が順調に伸長したものの、アンチエイジング事業の売上が減収となり、全体では85億2800万円(前年同期比19.9%減)だった。
一方、営業利益は、アンチエイジング事業の減収により売上総利益が減少したものの、通信販売チャネルにおいて、新規獲得の広告効率が十分に改善しなかったことから広告宣伝費を中心とした販売費を抑制したこと及び、事業規模に合わせ固定費を削減し、適切なコストマネジメントを実行したこと等から、9億7700万円(前年同期は2億500万円の損失)となり、経常利益は9億7000万円(同1億9900万円の損失)、中間純利益は5億8100万円(同16億8500万円の損失)となっている。
事業別の業績を見ると、アンチエイジング事業の売上高は70億1200万円(同28.1%減)で、チャネル別の売上高は、通信販売・卸売販売ともに前年同期を下回った。通信販売は、前期より取り組んでいる新規獲得効率の徹底を継続するとともに、顧客構造を強化するCRM施策として会員コミュニティ施策の拡充等に努めたものの、新規獲得の競争環境が厳しい状況が継続したことや、CRM施策を通じた既存顧客の活性化の効果が上がるにはまだ時間がかかることから、売上の減少傾向が続いた。
卸売販売は、「デュオ」ブランドのリニューアル新発売、「カナデル」ブランドの新テレビCMと連動した施策や、「クレイエンス」ブランドの新色カラートリートメントの発売にあわせた店頭での訴求強化に努めたものの、店頭での競争激化の影響により売上減少となった。
ブランド別では、「デュオ」ブランドにおいて、2025年2月にブランド誕生15周年を迎えることを機に、シリーズ5種をリニューアル新発売する。リニューアル発売にあわせて新CMの放映を開始し、 販売促進キャンペーンを展開するなど、訴求を図っていくという。
「カナデル」ブランドは、2024年9月にシリーズ累計出荷個数が900万個を超えるなど売上を伸ばしてきたが、オールインワン化粧品市場の競争激化が継続し、売上の減少傾向が続いている。「クレイエンス」ブランドでは、カラートリートメントの新色を発売するなどブランドのラインナップを拡充するなど、総合ヘアケアブランドとしての育成を図っている。
同事業の損益面は、減収により売上総利益が減少したものの、通信販売チャネルにおいて、新規獲得の広告効率が十分に改善しなかったことから広告宣伝費を中心とした販売費を抑制したこと及び、事業規模に合わせ固定費を削減し、適切なコストマネジメントを実行したこと等から大幅に改善。営業利益は7億9400万円(同3億6000万円の損失)となった。
リカバリー事業においては、テレビCMやデジタルマーケティングの施策を積極的に展開した効果もあり売上高が大幅に伸長。半期の最高売上を達成する15億1500万円(同68.6%増)となっている。また、積極的な広告投資を行ったことから広告宣伝費が増加したものの、売上高の増加に伴い営業利益も着実に伸長し1億8300万円(同21.3%増)の営業利益となった。
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120250312592682.pdf