BEENOS、2025年9月期1Q決算を発表 経常利益が黒字化

BEENOS株式会社は、2025年9月期第1四半期の連結業績(2024年10月1日~2024年12月31日)を発表した。
 
【連結経営成績(累計)】
売上高    :46億8400万円(前年同期比 40.9%減)
営業利益   :6億600万円(前年同期 4900万円)
経常利益   :5億2900万円( 同 マイナス3100万円)
四半期純利益 :2億9400万円( 同 2500万円)
 
Eコマース事業のグローバルコマース部門では、「海外転送・購入サポート事業(FROM JAPAN)」で従前より実施している積極的なキャンペーンによる増収効果が一巡する中においても、これまでのキャンペーンにより獲得が進んだアクティブユーザーの積み上げおよび為替が円安水準で推移したことの後押しを受け、流通総額が伸長。加えて、オペレーション面では生成AI技術の活用を本格化させ、輸出時に必要な書類をAIで作成することによる工数削減効果も現れ始めている。
 
また、既存のECサイトへのタグ設置のみで海外販売を可能にする越境購入サポートサービス「Buyee Connect」では、新たに株式会社centerwaveの運営するポケモンカード専門店“トレカキャンプ”等への導入が進んだ。
 
同部門の「グローバルショッピング事業(TO JAPAN)」では、為替が円安水準で推移した影響によりユーザーの需要が低下している状況が続き、流通総額が減少した。また、日本企業の越境EC出店及び海外マーケットプレイスとのデータ連携等を支援する「クロスプラットフォーム事業」においては、オペレーション体制の構築や流通総額の増加に向けた施策を実施したほか、東南アジア最大級のECモール「Shopee(ショッピー)」への、大網株式会社運営のホビー商品通販サイトの出店支援を開始した。

これらの結果、同部門の売上高は41億7900万円(前年同期比22.7%増)、営業利益は10億800万円(同10.7%増)となった。
 
Eコマース事業エンターテインメント部門の「エンターテインメント事業」では、エンターテインメント業界向けに特化したECプラットフォーム「Groobee」において、導入アーティストのライブイベントの開催に伴い関連商品の流通が増加した。加えて、同社の取り扱うアーティストのCD販売が順調に推移したことで、流通総額が伸長した。このほか、料金体系の見直し等のTake Rateの改善を図ると同時に、サイトの運用改善に向けて急激なトラフィックの増加に備えたテストを実施する等サービス品質の向上に努めた。
 
同部門の「グローバルプロダクト事業」では、商品販売が好調に推移し売上高が増加した。これらの結果、同部門の売上高はは4億6000万円(同39.5%増)、営業利益は3000万円(前年同期は営業損失3900万円)となっている。
 
これらを受けて、Eコマース事業全体の売上高は46億4000万円(同41.4%減)、営業利益は10億3800万円(同37.9%増)となった。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120250212570433.pdf