総医研ホールディングス、2025年6月期2Q決算を発表 赤字幅が縮小

株式会社総医研ホールディングスは、2025年6月期第2四半期の連結業績(2024年7月1日~2024年12月31日)を発表した。
 
【連結経営成績(累計)】
売上高    :26億8300万円(前年同期比 5.5%減)
営業利益   :マイナス2億300万円(前年同期 マイナス4億5500万円)
経常利益   :マイナス1億9800万円( 同 マイナス4億4900万円)
四半期純利益 :マイナス2億2200万円( 同 マイナス4億8700万円)

化粧品事業は、通信販売部門の売上高6900万円(前年同期比3.6%増)、卸売部門の売上高6億8100万円(同4.2%減)となった。国内外での広告宣伝費及び販売促進費の抑制に加え、販売促進の一環として設置していたフラッグシップショップを閉鎖したことによって営業利益率は改善した。この結果、同事業の業績は、売上高7億5100万円(同3.6%減)、営業利益2500万円(前年同期は7200万円の営業損失)となっている。
 
健康補助食品事業では、「疲労定量化及び抗疲労食薬開発プロジェクト」から生まれた製品である「イミダペプチド」を、飲料をはじめソフトカプセルや錠剤などで販売している。同中間連結会計期間は、当初は販売促進として幅広い顧客層に対する値引き施策を実施したことから新規顧客の客単価の低下がみられ、継続的な購入顧客にターゲットを絞った広告宣伝及び販売促進へと集客方針を転換したことに伴い、前年同期との比較で新規顧客の獲得数が減少し、売上高は減収となった。

一方で、前期末に実施した原材料価格の高騰に対応した商品の販売価格の値上げによる原価率の適正化の効果や、集客方針の転換による広告宣伝費及び販売促進費の大幅な抑制と見直しにより、営業利益率は改善。これらの結果、同事業の業績は、売上高12億1300万円(同12.7%減)、営業損失1億3100万円(前年同期は2億6900万円の営業損失)となっている。
 
機能性素材開発事業は、ラクトフェリンをはじめとする機能性素材の開発及び販売等を行う事業で、ラクトフェリン原料の販売、ラクトフェリン等を配合した健康補助食品のOEM供給等による売上を計上している。同中間連結会計期間においては、原料の販売数量が前年同期と同水準で推移する一方で、既存のOEM商品の売上に加えフェムテック関連の新規受注も好調で、売上高は増加した。この結果同事業の業績は売上高1億7200万円(同10.0%増)、営業利益300万円(前年同期は0百万円の営業損失)となった。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120250210568356.pdf