ファンコミュニケーションズ、2024年12月期決算を発表 経常利益は前期比20.6%減

株式会社ファンコミュニケーションズは、2024年12月期通期の連結業績(2024年1月1日~2024年12月31日)を発表した。
 
【連結経営成績】
売上高   :69億6100万円(前期比 5.9%減)
営業利益  :15億9500万円( 同 22.8%減)
経常利益  :16億7000万円( 同 20.6%減)
当期純利益 :14億1900万円( 同 15.1%増)
 
CPAソリューション事業では、アフィリエイト広告サービス「A8.net」の稼働広告主数が増加トレンドとなった一方、メディアの掲載枠の確保やインボイス制度に伴う仕入コストの上昇などにより売上高の伸びは横ばいとなった。この結果、同事業の売上高は59億1365万円(前期比1.6%減)、セグメント利益は34億2651万円(同0.2%減)となっている。
 
新規事業では、「ファンマーケティング」「インフルエンサーマーケティング」「LINEマーケティング」を中心に、新規事業の企画・開発投資を拡大。主力サービスだったスマートフォン向け運用型広告サービス「nend」は、2024年3月29日で広告配信を停止し事業を撤退した。また、連結子会社の株式会社ファンコミュニケーションズ・グローバルが手掛けるポイ活ゲームについて広告宣伝費を投資しているほか、2024年5月31日付(みなし取得日2024年6月30日)でインフルエンサーマーケティングを手掛ける株式会社WANDを完全子会社化した。

これらの結果、同事業の売上高は10億4800万円(同2.5%減)、セグメント損失は8億5421万円(前年同期はセグメント損失4億818万円)となった。
 
〈今後の見通し〉
2025年12月期の業績見通しは、売上高72億円、営業利益18億1000万円、経常利益18億2000万円、当期純利益11億8000万円を見込んでいる。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120250124555142.pdf