セーラー広告、2025年3月期3Q決算を発表 経常利益マイナス1億4800万円など赤字幅が拡大
セーラー広告株式会社は、2025年3月期第3四半期の連結業績(2024年4月1日~2024年12月31日)を発表した。
【連結経営成績(累計)】
総売上高 :51億3200万円(前年同期比 2.3%減)
収益 :13億1400万円( 同 6.0%減)
営業利益 :マイナス2億1600万円(前年同期 マイナス8100万円)
経常利益 :マイナス1億4800万円( 同 マイナス6500万円)
四半期純利益:マイナス1億4200万円( 同 マイナス6000万円)
同四半期は、デジタル領域の拡大と新しい事業領域の開発に取り組んだ。デジタル領域の拡大については、インターネット広告が順調に増加したほか、Webサイトの制作なども安定して受注。新しい事業領域への取り組みとして運営する『徳島・香川トモニ市場~ふるさと物産館~』についても、安定した売り上げを確保した。そのほか、人流活発化やインバウンドを背景に、展示会・集客イベント・屋外広告を受注したほか、衆議院選挙関連や地元企業の事務所改装工事なども受注した。
これらの結果、同社グループの同四半期総売上高は51億3200万円(前年同期比97.7%)となった。収益面については、広告主からの要求事項が高度化・複雑化するにつれ原価率が高まったこと、大型イベントの前期との計上時期の相違などから収益は13億1400万円(前年同期比94.0%)、売上総利益は10億700万円(前年同期比95.1%)となり、売上総利益率は0.5ポイント低下した。
また、提案活動の活発化に伴う営業活動費用と営業力・提案力強化を目的とした社内DX推進費用に加え、賃上げによる人件費の増加と譲渡制限付株式報酬の導入に伴う株式報酬費用のほか、新しい事業への挑戦として『共同・協業販路開拓支援補助事業』へ取り組んだ事業経費の計上があり、販売費及び一般管理費が12億2300万円(同107.3%)となった結果、営業損失は2億1600万円(前年同期は8100万円の損失)となった。経常損失は1億4800万円(同6500万円の損失)、四半期純損失は1億4200万円(同6000万円の損失)となっている。
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120250207567355.pdf