わかもと製薬、2025年3月期3Q決算を発表 営業・経常利益は赤字拡大

わかもと製薬株式会社は、2025年3月期第3四半期の業績(2024年4月1日~2024年12月31日)を発表した。
 
【経営成績(累計)】
売上高   :58億600万円(前年同期比 3.9%増)
営業利益  :マイナス3億4100万円(前年同期 2億5900万円)
経常利益  :マイナス2億9700万円( 同 2億2500万円)
四半期純利益:マイナス1900万円( 同 2億500万円)
 
全体の売上高は、医薬事業における製品供給停止の影響等による減少があったものの、ジェネリック新製品の上市、ヘルスケア事業におけるブランドの育成、グローバル事業における乳酸菌原料等の増加により、前年同期より増加した。一方で、人件費等の増加により、販売費および一般管理費も前年同期に比べて増加している。
 
ヘルスケア事業では、SNSを中心とした広告宣伝と女性の健康課題を軸としたセルフメディケーションの啓蒙活動を行い、女性特有の悩みに寄り添うことを目的とした「フェミフローラ」の売上が増加した。主力商品である「強力わかもと」は、95周年キャンペーン等を実施し、認知獲得、需要の掘り起こしを行っている。この結果、同事業の売上高は18億2400万円(前年同期比3.1%増)となった。
 
グローバル事業内の海外事業は、台湾などアジア圏での「強力わかもと」の販売に加え、欧米、アジア圏におけるライセンスイン・アウトの活動、中国越境ECの拡大、乳酸菌事業の拡大に努め、売上が増加した。これらの結果、同事業の売上高は13億4200万円(同12.0%増)となった。
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120250203561788.pdf