フジ・メディアHD、2025年3月期3Q決算は増収増益 経常利益は前年同期比19.3%増

株式会社フジ・メディア・ホールディングスは、2025年3月期第3四半期の連結業績(2024年4月1日~2024年12月31日)を発表した。
 
【連結経営成績(累計)】
売上高    :4132億8800万円(前年同期比 0.8%増)
営業利益   :271億7000万円( 同 15.1%増)
経常利益   :338億6200万円( 同 19.3%増)
四半期純利益 :240億8300万円( 同 25.1%増)
 
同四半期の売上高は、メディア・コンテンツ事業は減収、都市開発・観光事業は増収となり、全体では前年同期比0.8%増となった。営業利益は、メディア・コンテンツ事業、都市開発・観光事業ともに増益で、全体では同15.1%の増益となった。経常利益は同19.3%増、四半期純利益は同25.1%増となっている。
 
メディア・コンテンツ事業において、株式会社フジテレビジョンは、主力の地上波テレビ広告収入がネット、ローカル、スポット全て前期を上回り、「TVer」における番組配信の再生数の拡大に伴い配信広告収入も大幅に伸びた結果、放送・メディア収入は増収となった。
 
コンテンツ・ビジネス収入では、FOD課金収入や配信権販売収入が増加したデジタル事業収入や、キャラクターのロイヤリティ収入が増加したアニメ開発事業収入が好調に推移。
 
一方で前期のシルク・ドゥ・ソレイユ公演の反動減が大きかった催物事業収入や、過去作品の配信権販売など二次利用は好調だったものの劇場収入が前期に及ばなかった映画事業収入が減収となり、コンテンツ・ビジネス収入全体では減収となっている。これらの結果、株式会社フジテレビジョン全体の業績は、増収増益だった。
 
また、株式会社DINOS CORPORATIONは、テレビ通販の売上が好調に推移したものの、リビング・美容健康・ファッションカテゴリーが振るわず、全体としては減収。利益面では費用コントロールに努め、前期に損失を計上した営業損益は黒字化した。

これらの結果、メディア・コンテンツ事業全体の売上高は同0.9%減の3225億7500万円となり、セグメント利益は同28.2%増の151億7400万円となった。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120250205563213.pdf