AZ-COM丸和ホールディングス、2025年3月期3Q決算は増収減益 経常利益は前年同期比22.1%減

AZ-COM丸和ホールディングス株式会社は、2025年3月期第3四半期の連結業績(2024年4月1日~2024年12月31日)を発表した。
 
【連結経営成績(累計)】
売上高    :1576億4400万円(前年同期比 5.0%増)
営業利益   :89億4400万円( 同 22.7%減)
経常利益   :94億200万円( 同 22.1%減)
四半期純利益 :59億5800万円( 同 19.9%減)
 
主力の物流事業セグメントの業績を見てみると、輸配送事業におけるラストワンマイル事業は、大型セールに応じた増車手配をはじめ、各取引先における年末需要への対応が業績に寄与し、売上高が前年同期比5.3%増の301億8400万円となった。

EC常温輸配送事業は、新たな輸配送案件の獲得や料金改定が一部進捗したものの、大型拠点の閉鎖に伴う輸送数の減少が影響し、売上高は408億6600万円(同11.3%減)だった。
 
また、同セグメント内、3PL事業におけるEC常温3PL事業では、大型物流センターが順次開設したことに加え、新たな取引先の獲得や大型セールに伴う年末物量増への対応が業績に寄与。売上高は479億4900万円(同18.1%増)となった。これらの結果、物流事業セグメント全体の売上高は同4.9%の増収で1555億4200万円だった。
 
利益面では、積極的な営業開発による物流センターの拠点数や稼働車両台数の増加に加え、繁忙期となった年末の物量増加への対応や、適正な運賃への価格転嫁の取り組みの進捗が寄与した。一方で、拠点見直しに伴う輸送数の大幅な減少、各種コストの上昇や業務安定化を目的とした一時費用が影響した結果、同セグメントの利益(営業利益)は92億8500万円となり、同19.5%減の減益となった。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120250127555354.pdf