関通、2025年2月期3Q決算は赤字転落 増収ながらサイバー攻撃の影響大

株式会社関通は、2025年2月期第3四半期の連結業績(2024年3月1日~2024年11月30日)を発表した。
 
【連結経営成績(累計)】
売上高   :111億8800万円(前年同期比 28.9%増)
営業利益  :マイナス1200万円(前年同期 2億7100万円)
経常利益  :マイナス4000万円( 同 2億7400万円)
四半期純利益:マイナス4億4300万円( 同 1億9300万円)
 
物流サービス事業においては、ランサムウェアによる第三者からの不正アクセスを受け、同社が開発し利用、及び運営する入出庫に関わる複数のシステムが停止。同社及び当該システムを利用する取引先の入出庫処理の停止または遅延が発生した。業務復旧のため、被害を受けた環境とは別に新環境を構築し、業務を再開しているものの、

この影響は売上高・セグメント利益ともに大きな影響を及ぼした。同事業の売上高は106億4963万円(前年同期比30.7%増)、セグメント損失は2億2441万円(前年同期は6127万円の営業利益)となっている。
 
ITオートメーション事業でも、倉庫管理システム「クラウドトーマス」及び「クラウドトーマスPro」においてシステムが停止する事態となり、当該システムを利用する取引先の入出庫処理の停止または遅延が発生した。この結果、事業売上高は4億6058万円(同0.9%増)、セグメント利益は2億4756万円(同17.4%増)となった。
 
その他の事業は、売上高7837万円(同0.9%減)、セグメント損失3611万円(前年同期は104万円のセグメント損失)となっている。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120250114550349.pdf