日本BS放送、2025年8月期1Q決算は減収増益 経常利益は前年同期比45.0%増

日本BS放送株式会社は、2025年8月期第1四半期の連結業績(2024年9月1日~2024年11月30日)を発表した。
 
【連結経営成績(累計)】
売上高    :28億9200万円(前年同期比 2.1%減)
営業利益   :5億4500万円( 同 44.4%増)
経常利益   :5億4900万円( 同 45.0%増)
四半期純利益 :3億6500万円( 同 47.1%増)
 
同四半期は、「コンテンツ価値の向上」「『稼ぐ力』の再構築」「放送周辺事業の強化・発展」「企業価値向上のための戦略的投資」をテーマに、放送事業に加えてその他の様々な施策に取り組んだ。
 
放送事業においては、タイム収入はショッピング枠の売上が好調に推移したものの、前年同期に放送していた持込番組の終了等の反動減により、前年同期比で微減。スポット収入は、前々期より続いている通販市況の低迷において回復の兆しが見られたものの、前年同期比で減収となった。事業全体の収入は25億7332万円(前年同期比0.9%減)となっている。
 
その他事業においては、配信コンテンツのラインアップを強化・拡充したことにより、配信事業収入が好調となったほか、「太田和彦のふらり旅 新・居酒屋百選Presents『太田和彦×角野卓造 いい酒いい話』」のチケット収入や物販収入といったイベント事業収入も売上に寄与した。しかしながら、アニメ製作委員会からの出資配当収入では、話題の大型タイトルが複数あった前年同期からの反動減が見られるなどし、その他事業収入全体で、前年同期比11.0%減の3億1942万円となった。

費用面では、前年同期に放送していた番組にかかる費用の反動減が見られたほか、2023年4月に実施したスタジオ設備更新にかかる減価償却費の負担が軽減する等、原価部門を中心に費用が減少した。
 
これらの結果、同四半期の売上高は前年同期比2.1%減の28億9274万円となり、営業利益、経常利益、四半期純利益はいずれも前年同期比で増加した。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120250107547119.pdf