フェリシモ、2025年2月期3Q決算は赤字幅縮小 経常利益はマイナス3100万円

株式会社フェリシモは、2025年2月期第3四半期の連結業績(2024年3月1日~2024年11月30日)を発表した。
 
【連結経営成績(累計)】
売上高    :214億8000万円(前年同期比 1.8%減)
営業利益   :マイナス1億5100万円(前年同期 マイナス7億6400万円)
経常利益   :マイナス3100万円( 同 マイナス5億3000万円)
四半期純利益 :マイナス1億1300万円( 同 マイナス6億5700万円)
 
中核事業である定期便事業は、新たな顧客獲得手法や新たな領域の開発が遅れたことに加え、潜在顧客へのアプローチが不十分だったことによりECサイトへの流入数が減少し、新規顧客獲得数が減少。この結果、のべ顧客数が前年同期を下回り、売上高も減少した。
 
新規事業分野では、同社の定期便プラットフォームに取引先事業者が出品・出稿できる「FELISSIMO PARTNERS(フェリシモパートナーズ)」事業における継続型商品が好調に推移したことにより売上高が増加した。また、神戸ポートタワー事業においては、来場者収入、オリジナル商品販売、飲食事業の収入が好調を維持している。
 
これらを受けて、グループ全体の売上高は前年同期比1.8%減の214億8000万円となり、売上総利益は同0.6%増の116億2600万円となった。販売費及び一般管理費は、定期便事業において、広告並びにダイレクトメールで発生する費用の削減、既存顧客の属性別カタログ配布の適正化を図り、広告費用が低減したことに加え、出荷件数の減少によって商品送料などが減少したことや、送料単価が低い配送ルートの採用、梱包資材の改良などにより物流関連費用も低減し、117億7700万円(前年同期比4.4%減)だった。
 
これらの結果、営業損失は1億5100万円(前年同期は営業損失7億6400万円)となっている。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120250109548227.pdf