博報堂DYHD、グループ会社再編の検討開始を発表

株式会社博報堂DYホールディングスは、同社グループの株式会社博報堂(以下 博報堂)と株式会社博報堂DYメディアパートナーズ(以下 博報堂DYメディアパートナーズ)の統合について検討を開始したことを発表した。
 
同社は2024年6月に中期経営計画を発表。その中で、この3年間に「マーケティングビジネスの構造改革」「新たな成長オプションの創造」「グローバルビジネスのリモデル」の3つの観点で事業構造変革を進めていく、としている。今回の統合検討はそのうち国内におけるマーケティングビジネスの構造改革の一環として行われる。
 
同社は、国内の「マーケティングビジネス」における企業のニーズ拡大に対応するためには、よりシームレスな提供機能の強化が重要であることから、博報堂と博報堂DYメディアパートナーズを統合し、データに基づいたフルファネルマーケティングのプラニングやメディア対応機能などのコア機能を新「博報堂」に集約、高度化を推進する、としている。
 
また博報堂のフロントラインと博報堂DYメディアパートナーズのメディア対応機能が一体となって活動することで、メディア販売力やメディア企業への提案力の強化も実現するという。今回の統合によってフルファネルマーケティング機能が高度化される新「博報堂」は、今後グループ共通基盤となることも目指しており、またグループの制作領域や専門マーケティングサービス系企業の統合、再編も検討してさらなる競争力強化と効率化を進めていく。
 
なお、同統合は2025年4月1日をもって実施予定となっている。
 
 
■リリース
https://ssl4.eir-parts.net/doc/2433/tdnet/2527356/00.pdf