ベガコーポレーション、2025年3月期2Q決算を発表 減収ながら利益が急拡大
株式会社ベガコーポレーションは、2025年3月期第2四半期の業績(2024年4月1日~2024年9月30日)を発表した。
【経営成績(累計)】
売上高 :71億2300万円(前年同期比 9.9%減)
営業利益 :2億9400万円( 同 958.7%増)
経常利益 :2億9800万円( 同 709.7%増)
四半期純利益:1億9100万円( 同 683.7%増)
家具Eコマース事業では、OMO型D2Cビジネスの確立に向けて、顧客とのタッチポイント拡大のための実店舗展開を積極的に行い、LOWYA(ロウヤ)旗艦店(自社サイト)及び大手ECモール内店舗の流通拡大に取り組んでいる。成長の柱と位置付けているLOWYA旗艦店においては、SNS強化による流通拡大、認知度向上及びモバイルアプリのダウンロードを通じた会員化の促進に注力した。
また、前期中から利益率改善の取り組みとして、販売促進費や広告宣伝費の抑制を引き続き実施した影響で、アクセス数及び流通は減少したものの、利益効率の良い販売体制の構築が実現した。品揃えの面では、従前より取り組んでいる自社プライベートブランドにおけるジャンル及び商品数の拡充、ヒット商品の開発、高利益率商品の開発に継続的に取り組んだ。
実店舗展開においては、出店済みの店舗によるLOWYA旗艦店への好影響も少しずつ見受けられており、OMO型D2Cビジネスの確立に向けた検証も継続的に行っていくという。今期の新規出店は4~6店舗を予定している。
損益面では、為替の円安進行からの急激な円高進行局面もあったものの、為替予約の実施等により安定的な原価コントロールを実施した。また、前期から継続している利益率改善の取り組みによるマーケティングコストの適正化を中心に、人件費及び固定費の抑制にも取り組んだ結果、前年同期と比較して大幅な増益となった。
新規事業として取り組む越境ECプラットフォーム事業(DOKODEMO)は、インバウンド消費動向の変化及びマーケティングコストの適正化を実施した影響によって流通総額も減少傾向となったが、出店者の品揃え充実支援やマーケティング施策等の実施により、会員数及びアプリダウンロード数は順調に増加した。
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120241030505915.pdf