スクロール、2025年3月期2Q決算は増収増益 経常利益は前年同期比18.5%増
株式会社スクロールは、2025年3月期第2四半期の連結業績(2024年4月1日~2024年9月30日)を発表した。
【連結経営成績(累計)】
売上高 :409億1400万円(前年同期比 2.2%増)
営業利益 :38億4100万円( 同 13.8%増)
経常利益 :40億7500万円( 同 18.5%増)
四半期純利益:27億6400万円( 同 17.8%増)
ソリューション事業の物流代行においては、BtoB物流や食品ECなどの新しい市場の開拓を含め、新規顧客の獲得に向けた営業活動や、物流センターの効率改善等に取り組んだ。決済代行においては、役務提供企業へのサービス展開を拡大していることにより、取扱高は堅調に推移したものの、サービス提供先の拡大に伴い、一時的に引当金の負担が増加している。
このほかマーケティングサポートにおいては、引き続き好調に推移した。株式会社ビーボーンの株式取得に伴う費用も計上した結果、同事業の売上高は139億2900万円(前年同期比21.2%増)、セグメント利益は3億7500万円(同6.2%減)となっている。
通販事業においては、夏・盛夏物商品の受注が堅調に推移するなか、円安等による仕入価格の上昇により、売上総利益は減少した。一方、販促費をはじめとする各種コストの削減・抑制に取り組むなど利益の最適化に努めた。この結果、同事業の売上高は207億4800万円(同0.9%増)、セグメント利益は35億2100万円(同5.5%増)だった。
eコマース事業は、事業効率化を目的とした事業再編に伴う不採算商材の撤退や規模縮小により、売上高が大幅に減少。また、再編により運営費用を圧縮したことに加えて、販促費等のコストを削減した。この結果、同事業の売上高は70億1300万円(同21.5%減)、セグメント利益は4100万円(前年同期は3億6700万円のセグメント損失)となった。
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120241030506090.pdf