ファンデリー、2025年3月期2Q決算を発表 減収減益で赤字転落
株式会社ファンデリーは、2025年3月期第2四半期の業績(2024年4月1日~2024年9月30日)を発表した。
【経営成績(累計)】
売上高 :11億6400万円(前年同期比 14.5%減)
営業利益 :マイナス1億2800万円(前年同期 4600万円)
経常利益 :マイナス1億5200万円( 同 2400万円)
四半期純利益 :マイナス1億5300万円( 同 2300万円)
MFD事業においては、定期購入サービスである「栄養士おまかせ定期便」の利用者拡大及び健康食通販カタログ『ミールタイム』『ミールタイム ファーマ』の紹介ネットワーク拡大を軸に、新規・定期購入顧客数の拡大に努めた。また、認知度の向上や新規顧客獲得のため、季節ごとの商品入れ替えや、紹介ネットワークの管理栄養士・栄養士に向けた「ミールタイム栄養士スキルアップセミナー」を実施。
2024年4月にブランド開始20周年を迎えた記念価格として各種商品の値下げも実施した。このほか、医療機関への営業活動を本社・大阪支社・神奈川支社の3拠点体制で実施し、紹介ネットワークの拡大と深耕を通じて新規顧客の獲得に努めるとともに、同社の管理栄養士・栄養士が顧客の疾病、制限数値、嗜好に合わせて食事を選び定期購入できるサービス「栄養士おまかせ定期便」への積極的な移行を中心として販売に注力した。
しかしながら、定期購入顧客数が前年同期比で減少していることや、仕入原価の高騰等の要因で、前年同期比で収益が悪化した。この結果、同事業の売上高は9億6830万円(前年同期比7.7%減)、セグメント利益(営業利益)は1億2484万円(同23.6%減)となっている。
CID事業においては、旬や国産の食材にこだわった冷凍食品を埼玉工場で製造し、WEBサイトを通じて販売するサービス『旬をすぐに』を展開。他社とのコラボレーションの実施等による製品の品質向上に加え、小売店舗での販売等によるサービス認知度の向上及び新規顧客の獲得に努めた。また、新規顧客の獲得及び販売数拡大のため、高品質・高価格の製品ラインナップを充実させるとともに、一部小売店での販売も実施した。
しかしながら、依然として損益分岐点に達していないことと、前年同期の販売数を下回ったことから、前年同期比で収益は悪化。この結果、同事業の売上高(セグメント間の内部売上高を含む)は6929万円(同45.8%減)、セグメント損失(営業損失)は1億9900万円(前年同期は営業損失1億5535万円)となっている。
マーケティング事業では、健康食通販カタログ『ミールタイム』『ミールタイム ファーマ』の2誌に掲載する広告枠の販売並びに『ミールタイム』の紹介ネットワークを活用した業務受託における新規クライアントの開拓及び既存クライアントからの複数案件の獲得に努めた。
しかしながら、業務委託における新規案件及び既存案件の獲得数は減少。前年同期比で収益が悪化した結果、同事業の売上高は1億4654万円(同42.6%減)、セグメント利益(営業利益)は9277万円(同49.3%減)となった。
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120241031507660.pdf