AFC-HD アムスライフサイエンス、2024年8月期決算は増収増益 ヘルスケア事業の海外部門が好調

株式会社AFC-HD アムスライフサイエンスは、2024年8月期通期の連結業績(2023年9月1日~2024年8月31日)を発表した。
 
【連結経営成績】
売上高   :301億8500万円(前期比 18.0%増)
営業利益  :19億1900万円( 同 17.3%増)
経常利益  :19億2400万円( 同 16.3%増)
当期純利益 :12億4400万円( 同 12.9%増)
 
同期の同社グループは、主体部門であるOEM部門や医薬品事業等の生産販売体制強化に尽力し、生産性・収益性の向上に努めた。また、既存の観光・飲食部門等との連携強化を背景に、貸切バス事業を手掛ける企業のグループ会社化、建設・不動産・飲食事業等を展開する国内企業の連結子会社化など、新たに三本目の柱を育成すべく新規部門への積極投資を行った。
 
主なセグメントごとの経営成績を見ると、主力であるヘルスケア事業のOEM部門は、ドラッグストアをはじめとする店舗販売業の顧客において、来客数の増加やインバウンド消費の回復等により受注が増加したほか、ロコモ対策やアイケア、ダイエット訴求等の機能性表示食品の受注が堅調に推移した。
 
同事業の自社製品販売部門は、海外販売において、コロナ収束に伴い既存顧客における美容商材の受注が回復基調で推移。加えて、円安影響による購買意欲の高まりや、育成中の外国人営業スタッフによる母国等での新規顧客獲得により受注が伸び始び始めている。
 
また店舗販売においては外商顧客への販売強化が売上に寄与し、通信販売ではアイケアやダイエット商材等が好調に推移した。この結果、ヘルスケア事業の業績は売上高180億9900万円(前期比118.7%)、営業利益27億1100万円(同136.1%)となっている。
 
医薬品事業においては、一般用医薬品のOEM受注が増加したほか、医療用医薬品については、重点販売製品として位置付けている自社製造、医療用ジェネリック医薬品、生活改善薬のジェネリック医薬品の複数銘柄が順調に売上を伸ばした。また、2024年4月より医療用漢方製剤の薬価が上がったこともあり、利益面において安定的に黒字が出せる体制となった。これらの結果、同事業の業績は売上高23億1000万円(同110.7%)、営業利益2億1500万円(同106.7%)だった。
 
全体で見ると、ヘルスケア事業における海外部門が大躍進したことに加え、ヘルスケア事業のOEM部門、自社製品販売部門並びに医薬品事業も好調に推移し、連結業績は増収増益となった。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120240926589687.pdf