日本BS放送、2024年8月期決算は減収増益 営業利益・純利益は前期比5.0%増

日本BS放送株式会社は、2024年8月期通期の連結業績(2023年9月1日~2024年8月31日)を発表した。
 
【連結経営成績】
売上高   :122億4100万円(前期比 1.4%減)
営業利益  :20億8300万円( 同 5.0%増)
経常利益  :20億9700万円( 同 4.1%増)
当期純利益 :14億5500万円( 同 5.0%増)
 
同連結会計年度は、「コンテンツ価値の最大化」「投資最適化へ向けた意識改革」「放送周辺事業の強化と発展」をテーマに、放送事業に加えてその他の様々な施策に取り組んだ。
 
レギュラー番組では、U-NEXTとの協業としてスポーツ情報番組を共同制作したほか、人気の韓国ドラマを放送するドラマ枠の新設、新しい音楽番組や団塊世代向けのトーク番組の放送開始など、様々な施策を実施した。また、無料BS初放送の中国時代劇やアガサ・クリスティー原作の世界的人気ドラマ『名探偵ポワロ』全13シーズンを通年で一挙放送する等ドラマジャンルの拡充を進めた。特別番組においても、幅広いジャンルの番組の制作・放送に努めている。
 
アニメ関連事業では、「AnimeJapan 2024」へのブース出展やとちぎテレビ主催の「とちてれ☆アニメフェス」への協賛を行ったほか、リアルコンサートイベントとして「Anison Days Festival 2024」を開催するなど、イベント事業をはじめとした幅広い展開を実施した。

配信コンテンツに関しては、動画配信サイト「BS11+(プラス)」において他社と共同で西日本新聞社が推進する「脳活新聞」プロジェクトを動画コンテンツ化して配信。BS11公式YouTubeはチャンネル登録者数が30万人を突破するなど、幅広い視聴層にコンテンツを発信している。また、エフエム東京が手掛けるデジタル音声配信サービス「AuDee(オーディー)」にて日本BS放送の番組の音声コンテンツ配信も開始した。今後も、TVerやU-NEXT、FOD、FANYチャンネル、ビデオマーケット等、外部プラットフォームでの配信を充実させ、BS11のコンテンツ視聴の拡大に努ていきたいとしている。

その他事業としては、新規事業として株式会社産直と協業で全国各地の食品・逸品を販売する通販サイト「BS11SHOP産直通販」を開設した。
 
〈今後の見通し〉
2025年8月期の連結業績予想は、売上高123億1400万円、営業利益20億400万円、経常利益20億3200万円、当期純利益14億700万円を見込んでいる。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120241007594653.pdf