アピリッツ、2025年1月期2Q決算を発表 営業・経常利益は大幅減益、純利益は赤字に転落
株式会社アピリッツは、2025年1月期第2四半期の連結業績(2024年2月1日~2024年7月31日)を発表した。
【連結経営成績(累計)】
売上高 :42億2100万円(前年同期比 2.0%増)
営業利益 :1300万円( 同 94.9%減)
経常利益 :1000万円( 同 95.9%減)
四半期純利益:マイナス1600万円(前年同期 1億5100万円)
Webソリューション事業においては、顧客のニーズに合わせたサービス設計から開発・保守までの一連の流れで業務を請け負うことによるロイヤリティループの形成、若手に責任あるポジションを経験させ開発エンジニアとしての技能の向上を図りそれをまた新たな若手に繋げていくことによる成長スパイラルの形成によって、継続的な案件受注や新規案件のタッチポイントの増加を企図している。
同中間連結会計期間においては、第1四半期連結会計期間から継続して発生している大型案件の納期遅延の収束に向けて注力したため、当該案件への大幅な人員投下等による当該案件の不採算化、人員投下に伴うリソース不足の発生による新規案件獲得の低下が見られた。この結果、同中間連結会計期間における事業売上高は16億2645万円(前年同期比6.3%減)、セグメント利益は1億7195万円(同69.7減)となった。
オンラインゲーム事業では、運営移管タイトルにおいては、『UNI’S ON AIR(ユニゾンエアー)』が2024年6月から7月にかけて開催した大型キャンペーン「UNIFES」が好評を博し、売上に貢献したほか、運営移管後に運営体制の効率化や外注の内製化を継続して行っていることで、原価は低減傾向にある。
他社開発ゲームの受託開発及び運営保守並びに共同運営を行う受託開発・運営分野では、自社ゲームタイトルや運営移管タイトルの開発で獲得したノウハウを活かし、他社ゲーム開発の受注が安定的に推移。
また、2024年4月には株式会社ブシロードが提供する『新テニスの王子様 RisingBeat』の運営に参画した。自社ゲームタイトルにおいては、『ゴエティアクロス』において各種イベントの開催や新キャラクターの追加等を行い、売上維持に努めた。
開発中の「式姫Project」の新作ゲームタイトルについては、2024年秋のリリースを予定していたが、ゲーム体験及び品質のさらなる向上が必要と判断し、リリース時期の延期を決定。これらの結果、同中間連結会計期間における事業売上高は15億4430万円(同3.7%増)、セグメント利益は1億867万円(同820.4%増)となった。
このほか、デジタル人材育成派遣事業の同中間連結会計期間売上高は10億8920万円(同19.6%増)、セグメント利益は9964万円(同299.4%増)だった。
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120240906582304.pdf