Hamee、2025年4月期1Q決算を発表 赤字だった純利益が黒字に浮上

Hamee株式会社は、2025年4月期第1四半期の連結業績(2024年5月1日~2024年7月31日)を発表した。
 
【連結経営成績(累計)】
売上高   :45億7800万円(前年同期比 38.1%増)
営業利益  :2億2300万円( 同 28.3%増)
経常利益  :1億9600万円( 同 3.7%減)
四半期純利益:1億100万円(前年同期 マイナス1億3200万円)
 
コマースセグメントのモバイルライフ事業においては、前連結会計年度に引き続きiPhone以外の機種向け商品や、市場トレンドを取り入れたモバイル関連アクセサリーの市場投入に加え、人気IPコンテンツとのコラボレーション企画など主力商品であるiFaceシリーズの拡販に注力。卸販売は伸び悩んだものの、小売の売上高は前年同期比9.3%増と回復傾向が見られた結果、売上高は前年同期比1.6%増となった。
 
同セグメントのコスメティクス事業では、コスメティクスブランド「ByUR(バイユア)」が前連結会計年度の好調さを引き続き維持し、売上高が期初計画を上回って推移した。また、ブランド累計のコスメアワードも137冠を達成し、認知がこれまで以上に拡大。新規卸販売先との契約も引き続き堅調で、マーケティング戦略を駆使しながら導入店舗を慎重に検討した結果、ByUR導入店舗数は約5500店舗となった。ブランド初のUVケア商品などの新商品発売やECモールのセールがあったことで順調に推移し、売上高は前年同期比186.5%増となっている。
 
ゲーミングアクセサリー事業は、ゲーミングモニターブランド「Pixio(ピクシオ)」において前連結会計年度から販売が好調なホワイト、パステルカラーモデルのゲーミングモニター及びモニターアームなどの周辺機器が牽引役となり、Amazon Prime dayなどECモールのセールにおいて販売が拡大した。加えて、新規EC店舗取引先との契約、家電量販店及び電子機器販売店などとの取引も拡大した結果、売上高は前年同期比284.5%増となった。
 
グローバル事業では、米国、韓国、中国市場において、販売が好調なコスメティクス事業での売れ筋商品や新商品などのグループ間取引が増加した結果、連結消去後の売上高は前年同期比2.7%増だったが、グループ外に対する売上高は販売が好調に推移した結果、前年同期比23.9%の増収となっている。営業利益については減益となったものの、これは新商品展開を行うモバイルライフ事業及びコスメティクス事業の在庫増加に伴う未実現利益の控除額の増加、また、韓国におけるコスメティクス事業、米国オタマトーンの売上拡大に係るマーケティング費用及び物流費などが主な要因。
 
結果的に、セグメント全体の売上高は36億7802万円(前年同期比44.9%増)、営業利益は1億3411万円(同14.1%減)となっている。
プラットフォームセグメントは、売上高9億465万円(同15.7%増)、営業利益は4億8244万円(同38.2%増)だった。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120240913584922.pdf